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第48回通関士試験 合格体験記


平成26年度 第48回通関士試験に合格された方の合格体験記を掲載中です。

今後の学習や講座の受講等の参考にしてください。

通関士 合格体験記  T.Kさん 西宮市 28歳 女性
(1年目:通関士総合講座(早期スタートパーフェクトコース))
(2年目:通関士総合講座(レギュラーコース))
(3年目:通関士総合講座(第2ステージ:ロングコース))
(4年目:通関士総合講座(第2ステージ:ロングコース))


                                              

私の合格体験記


今年4度目の受験でやっと合格することが出来ました。

通関士の資格を取ろうと思ったきっかけは、新卒で物流会社に就職し、通関に携る部署に配属になったことです。

配属するなり上司から通関士の資格を取るよう促されたこと、また以前より国家資格というものに憧れを抱いていたことが重なり、受験を志すようになりました。

受験するにあたり独学や通信教育では難しいと職場の先輩から聞き、職場近くでスクールを探していたところ、
神戸大阪通関貿易教育研究社と出会いました。

初めての関西、初めての社会人生活、そして初めての通関士の勉強、と新しい環境に慣れるのに必死だった中、先生にはこれまで勉強だけでなく人生の先輩として様々なアドバイスを頂き本当に感謝しております。

少人数制ですぐ質問出来るアットホームな環境。またいつでも先生から名指して当てられる緊張感がある授業環境は、勉強が苦手な私にとっては最適でした。

先生は大切なところは何度も繰り返し言って下さったので、本番も居ないはずの先生の声が何度も聞こえてきたことを覚えています。また授業で取ったノートを繰り返しみることで映像として目に焼きつけて、本番も整理しながら解くことが出来ました。


当初は「輸出入」の意味さえよく分かっていなかったので、1年目は1・2時間目の試験内容をマスターするのに必死で3時間目の勉強にほとんど手を付けることが出来ませんでした。

2年目では3時間目の試験範囲を集中的に勉強したものの合格点に足りず、3年目で合格するぞ!という時に、家庭の事情で1年休学することになりました。

1年ブランクがあっての3年目の受験はほとんど振り出しに戻ってしまったかのように勉強した内容を忘れていて、1年休学したことを心底後悔しました。結局また3時間目が合格点に1点足りず4年目まで掛かってしまいましたが、この4年間で勉強の仕方も当初から大分変化しました。


まず参考書や問題集は数冊に絞り、同じ問題を何度も解くこと。また勉強した時間でなく、短時間でも質を大事にしたことです。

今では簡単なことですが、当初はそれさえ出来ていませんでした。

不安な時は色んな参考書や問題集に手を付けたくなりますが、結局のところ先生のプリントを繰り返し解けるまで(解説までも自問自答で完全に理解出来るようになるまで)やること、勉強が気乗りしない時はダラダラ勉強を続けるのではなく割り切ってリフレッシュし、メリハリを付けて勉強することが私にとって合格の近道であったように今更ながら感じました。


時に勉強から逃げ出したいとき、仕事や家事を理由にしたくなることも度々ありましたが、ここで出会った方々は自分よりも忙しい傍ら勉強もこなしている方ばかりだったので、勉強をしない自分への言訳が通用しない環境を作ってくれた仲間に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

通関士試験に合格したことで、今の会社で通関従業者から専任通関士として登録してもらうことになりました。

これからは通関士の名に恥じぬよう、そして、神戸大阪通関貿易教育研究社の元生徒として恥じぬよう、今まで学んできたことを生かして今後実務経験をたくさん積んでいきたいと思います。

長い間、本当にお世話になりありがとうございました!




神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント



T.Kさん。長い間本当にお疲れ様でした。
T.Kさんは、今お勤めの会社に入社されてすぐのたしか6月か7月ごろに弊社へお越しになられて、その翌年から受講されました。その頃はまだお仕事を始めたばかりだったので、仕事と勉強の両立で本当に大変そうでしたが、なんとかやれる範囲で頑張っていた感じでした。仕事も朝早かったりして大変なようでしたので、なかなか伸びず最初の1年はあっという間に過ぎてしまった感じでした。その頃は今とは全く違いうろ覚えも多く、合同確認テストでも下のほうでした。その後予想通りといいますか、当時は通関士試験が最も難しい時期だったこともあり、初めての試験は落ちてしまいました。若い方で一年目で伸びないとすぐにあきらめたりする方もいらっしゃいますが、T.Kさんは全く違いました。あきらめる兆しもなくその後は1年目よりも熱心に勉強に励まれて徐々に実力を伸ばしていきました。2年目になると本試験の1、2時間目の試験範囲では上位に入る実力になられていました。ただ、3時間目の実務は完ぺきではなかったので、本番では3時間目の得点がわずかに足りず、また、試験も難しかったので、運もなく落ちてしましました。その後1年間のブランクの後再び学習を始められましたが、その時点ではすでに合同確認テストの順位が常に1位か2位になるぐらいの実力となられていました。こうなるともう合格はほぼ確実なので、こちらも安心していましたが、9月頃にいろいろなものに手を広げられてそこでできないものがあったりして不安になられたのでしょう。本番でも自信を持って臨めずミスなどで落ちてしまいました。T.Kさんはその時点で本当に実力がありましたので、自分に自信をもって今できる問題を確実に正解していけば100%合格できたのですが、これまでに落ちた記憶がよみがえってきたのか、直前になって自信を無くされていたようです。ただ、T.Kさんの本当にすごいところは全く諦めないことです。4回目の受験ではやはり常に安定的にトップクラスの実力を維持されて、試験の直前でもあまりいろいろ考えず自分を信じて試験に臨まれたようです。そうしたらやはり予定通り余裕で合格。本当に実力のある方は自分を信じて自信を持って試験にさえ望めばそうそう不合格となることはないという見本のような方でした。今思えばT.Kさんは2年目の途中ぐらいからいつ合格してもおかしくない実力をお持ちでしたが、合格までに予想以上に長く時間がかかってしまいました。でも、この苦労は必ず今後プラスになります。合格へは遠回りしたように思えるかもしれませんが、あっさり合格するよりもはるかにいろいろな価値を手に入れていると思いますので、これからは自信をもってお仕事をがんばってください。T.Kさんなら法律の知識面で知らないことはあまりないはずです。これに経験を積んでいけば素晴らしい通関士となられることでしょう。今後もこの経験を活かして頑張ってください。ただ、T.Kさんのように長く弊社にいらっしゃった方々が合格されますと弊社としても寂しくなりますが、合格されたほうがよいのでこれはこれで複雑ですね。でも、T.Kさんのように頑張っていらっしゃった方が合格されて本当にうれしく思います。本当に合格おめでとうございました。





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